カサンドラ症候群に関するおすすめの本


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カサンドラ症候群に関する書籍のレビュー!全5冊からおすすめの本をご紹介

 

私がカサンドラ症候群に関する本を読む理由

私の妻はアスペルガー症候群です。一般的には逆パターン(夫がアスペルガー症候群)が多いみたいですね。

 

これまでアスペルガー症候群に関する書籍で勉強し、ある程度障害のことは理解しているつもりですが、それでも毎月夫婦間のトラブルが絶えません。
生理前のイライラ期のトラブルは特に最悪です。

 

しかも、ほぼ同じことの繰り返し。
ケンカして言い合いして怒られて、凄く嫌なはずなのに、なぜ平気でまた同じことを繰り返すのか?

 

時には何時間にも渡って話し合ったり、例え話をしたり、説明したり、しっかり向き合っているのですが、なかなか伝わりません。決して頭が悪いわけではありません。

 

人の気持ちが分かりづらいだけでなく、いわゆる一般的だとか、普通というものがなかなか伝わらなくてモヤモヤしてしまうことばかり。
人それぞれだよねとなるような話ならば意見が異なるのも当然ですが、そうではないんです。それこそ自分がおかしいのかとさえ思えてきてしまうほど。

 

こんな短文では伝えきれないほどのトラブルで日々消耗しています。

 

自己診断ではありますが、私はカサンドラ症候群(カサンドラ状)に陥っているのではないかと思っています。

カサンドラ症候群(カサンドラ状態)とは?

 

アスペルガー症候群のパートナーの「共感性の欠如」により精神と身体にダメージを受ける二次障害がカサンドラ状態とされています。

 

引用:「旦那さんはアスペルガー奥さんはカサンドラ」P89より(解説は臨床心理士の滝口のぞみ先生)

 

やはり私はカサンドラ状態の可能性があります。なので今度はカサンドラ症候群に関する勉強です。ついでに、同じ悩みを持つ方のお役に立てるよう、書籍の紹介・レビューをしていきますので参考にしていただければ幸いです。

 

アスペルガー症候群に関する本はこちらの記事「大人のアスペルガー症候群に関するおすすめ本(7冊以上)」でご紹介。

 

1.旦那さんはアスペルガー奥さんはカサンドラ

人気シリーズ「旦那(アキラ)さんはアスペルガー」の著者(奥さん:野波ツナさん)が主役のコミックエッセイです。漫画を読みながらカサンドラ症候群になるまでの経緯、それからの話を知りました。

 

対処法というよりも体験談ベースの本なので、カサンドラ症候群って?どんな状態?どんな流れでそうなっていくの?など、最初に読むべき入門書としておすすめです。

 

漫画なのでとても読みやすいしイメージしやすい本なので、アスペルガー症候群当事者の方にも読んでみてほしいです。パートナーが消耗している原因すら理解できずにいる方などにおすすめです。
トラブルの根底を完全に治すというのは脳機能の障害なので難しいと思いますが、大事なパートナーが壊れてしまう前に少しでも理解・改善できたら良いですね。

 

2.カサンドラ症候群でした アスペルガーな夫との生活と、これから

本のタイトル的にはカサンドラ症候群がメインに感じますが、どっちかというと筆者(えどがわ 理恵さん)のエピソード・苦労話が多めの本です。

 

Amazonのレビューでは少し評価が低い本書ですが、私はそこまで悪い本だとは思いません。凄く良い本だとは言えませんが、決して悪くはないです。

 

そもそもプロの作家・お医者さんが書いた本ではありません。
あくまでもアスペルガー症候群のパートナーと結婚し、カサンドラ症候群&うつ病となってしまった素人の女性が体験談として書いた本です。読者は本を読み、答えを知るではなくヒントを得るくらいの気持ちじゃないと。

 

筆者のように離婚という大きな決断の後に、このように本の出版やお仕事などをされていることも、カサンドラ症候群の方の希望になるのではないでしょうか。
離婚してアスペルガー症候群との関係を断つのではなく、改善していきたいと思う方々(私を含め)がいるからこそ批判されてしまったのかもしれませんが、離婚という選択肢も自己防衛として1つの方法だと思います。

 

この本は特に、離婚を考えているカサンドラ症候群の方が読むと良いかもしれません。

 

3.夫がアスペルガーと思ったときに妻が読む本 誰にもわかってもらえない“カサンドラ症候群”から抜け出す方法

発達障害を専門とする先生が医学的な視点・心理学的な視点で書かれた本です。というのも、旦那さんはアスペルガー奥さんはカサンドラを監修したお医者さんの宮尾益知先生(専門:発達障害)、臨床心理士の滝口のぞみ先生の共著になります。

 

Amazonのレビューを参考にしてもらえば分かりますが、とても評価の良い本です。
実際私も読んでみましたが、これはたしかに良い本です。今まで読んだアスペルガー症候群に関する本の中でダントツおすすめNO.1です。

 

アスペルガー症候群にも様々なタイプがありますが、こんな事例もあれば、その反対でこういう事例もあるということを伝え、多角的に捉え書いているのがさすがだと思いました。そのような、豊富な診察・カウンセリング等から出てくる解説・代弁に終始感心しきりでした。
プロの言葉は説得力もあり、心の表面ではなく内部にまで伝わってきますね。

 

私にとっては、何度でも読み返したい本。読み返した時、心のリセットが多少なりともできるはずです。
特に印象的だった言葉は「誰も悪くはない」です。常に自分に言い聞かせて平常心を保てればよいと思いました。

 

4.夫婦の危機は発達障害が原因かもしれない-離婚を考える前に読むカップルセミナー入門

前回に引き続き、またもや宮尾益知先生、滝口のぞみ先生の本を読みました。
実験や研究結果、そして学術的な情報・対処方法などが満載ですが少々難しいところもあると思うので、全く知識がない人は先に夫がアスペルガーと思ったときに妻が読む本を買って読んでみてください。その後にこの本を読むことを強くおすすめします。
私は、本の内容をより理解するうえで2冊とも読む必要があると感じました。

 

本の内容はアスペルガー症候群に関すること、カサンドラ症候群に関することが半々。なので、夫婦ともにこの本を読むのが理想ですが、それが困難な方もいらっしゃるかと思いますので、カサンドラ症候群の当事者だけが読むのも全然ありです。

 

本を読み、パートナー(アスペルガー症候群)の理解、そして自分の対応を改善しましたところ、少し夫婦関係が良好になってきました。
完全な解決法方法はないかもしれないけれど、本から得た知識を基に改善の糸口は見つけられた気がします。それだけでも大きな一歩です。おかげで今は少し心が楽になりました。

 

5.マンガでわかるアスペルガー症候群&カサンドラ愛情剥奪症候群

アスペルガー症候群(受動型)の旦那さんとの夫婦生活で、最終的にはカサンドラ症候群となってしまった著者。精神科等の職務経歴をもつ筆者(看護師・保健師)であっても、カサンドラ症候群に陥ります。決して心が弱いからとか、自分が未熟だからではありません。どんな立派な人でも知識を有している人でも誰でもその可能性があるというのがよく分かります。

 

本の内容は初心者向けで、とても読みやすい本でした。
イラストで描かれる旦那さんのキャラが憎めないほどゆるかわすぎて、読み手には筆者の苦労が半減して伝わってしまうかもしれません。イラストだけに捉われず読み進めていけば、カサンドラ症候群に至る筆者の気持ちもよく分かります。

 

この本を読みアスペルガー症候群の方は本当に悪気があるのではないと再確認できました。つい、知能に問題がないと「それくらい分かるよね」と思いがちですが、それは普通に分かる人の観点。しっかりアスペルガー症候群について学び、自分の普通が、相手にとって普通ではないことを忘れてはいけませんね。

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