アスペルガー症候群のおすすめ書籍


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大人のアスペルガー症候群に関するおすすめ本9冊+α【レビュー付き】

自分またはパートナー(恋人・家族など)が「おそらくアスペルガー症候群だから、この病気について知りたい!理解したい!なんとかしたい!」と思う方は多いことでしょう。私もその一人です。

 

共通した傾向や特徴というものはありますが、アスペルガー症候群と一口に言ってもそれぞれ異なるタイプがあります。そこで、アスペルガー症候群のタイプを知るため、向き合うための入門として、私のおすすめ書籍(本)をご紹介したいと思います。

 

まずはアスペルガー症候群のことを理解することからはじめてみることが大事だと思います。本選びの参考にしてみてくださいね。

 

1.「アスペルガー症候群との上手なつきあい方入門」

アスペルガー症候群との上手なつきあい方入門

著者は精神科医「西脇俊二」先生です。実は先生自身がアスペルガー症候群だそうです。

 

※アスペルガー症候群診断テストあり

 

【読書感想】

まるで、自分の体験談と思えるようなエピソードが盛りだくさんで不謹慎ながらも笑いながらうなずきながらこの本を読んでしまいました。
分かりやすい例えや解説が両方(アスペルガー症候群本人向け、その周りの人向け)の視点で丁寧に書かれていて、「先生は本当に著者がアスペルガー症候群なの?」と思うくらい参考になりました。
読み手が気になる、知りたい内容をしっかり考えられて書かれた本です。「アスペルガー症候群でもここまで人の気持ちを考えながら書けるんだ」と希望がわいてきました。人は努力・理解・向き合い方次第で変われるかもしれません。

 

同じく、続編のアスペルガー症候群の「そうだったんだ!」がわかる本」もおすすめです。

 

2.「旦那(アキラ)さんはアスペルガー」

旦那(アキラ)さんはアスペルガー

著者はアスペルガー症候群の旦那さんと共に生活する妻「野波ツナ」さん。

 

※アスペルガー症候群診断テストあり

 

【読書感想】

この本はアスペルガー症候群に悩む方に支持される人気シリーズの、漫画・イラストが多いコミックエッセイです。
アスペルガー症候群のあるあるがどことなくコミカルに描かれた本です。深刻な悩みもこの本を読んで少し和むような気がしました。
夫婦の距離感、価値観、すれ違い、そんな悩みは私だけではない、そう思えた気がします。
とても分かりやすく読みやすい本なのですが、私のパートナーとは少し異なるアスペルガー症候群の旦那さんでした。そこだけが少し残念。

 

3.「片付けられないのはアスペルガー症候群のせいでした。」

片付けられないのはアスペルガー症候群のせいでした。

ご本人がアスペルガー症候群という著者「吉濱ツトム」さんの書籍。

 

私のパートナーの特徴なんですが、いずれ使うかもと物をなんでも取っておく、物が捨てられない、収集癖がある、整理ができないアスペルガー症候群。
コンビニでちょっとだけの立ち読みのつもりが、あまりにも私のパートナーに当てはまりすぎて…購入するつもりもなかったのに、つい買ってしまった本です。

 

※アスペルガー症候群診断テストあり

 

【読書感想】

イラスト・漫画も多く分かりやすい本です。
片付け・掃除が苦手なアスペルガー症候群の方におすすめ。またはその家族の方が読んで理解を深めるのにもおすすめです。

 

でも、片付けられないってどちらかと言うとADHDじゃないかな?
何はともあれ、なぜ片づけられないのか、その理由は?どうしたら片づけられるのか?この本を読んで参考にしてみてください。
ルール化やアイディア等、今後どうしていったら良いのか、気づきや改善につながるヒントがたくさん得られました。

 

4.「よくわかる 大人のアスペルガー症候群―自分勝手、わがまま……と思われがちな人たち もしかしたら、アスペルガー?」

よくわかる 大人のアスペルガー症候群―自分勝手、わがまま……と思われがちな人たち もしかしたら、アスペルガー?

宇都宮大学教育学部教授の梅永雄二先生が監修した書籍です。

 

【読書感想】

本のタイトルにもなっていますが、本当によくわかります。とにかく詳しく書かれています。情報量は豊富です。
アスペルガー症候群の基礎知識はもちろん、トラブル防止方法や問題、向き合い方なども知ることができます。
大人社会(仕事・対人関係・恋愛など)で問題を抱え、悩んでいる人はこの本がおすすめです。特に就労問題はより詳しく書かれてます。
中でも、アスペルガー症候群→うつ病・ひきこもり等の二次障害の話、手帳(支援制度)の話がとても勉強になりました。

 

この本の中でアスペルガー症候群の方の自伝・啓発書から生き方を学ぶこともできると書かれていましたが、たしかにそれも重要な学びになりそうですよね。
そして、この本でおすすめ紹介されていたアスペルガー症候群の自伝・啓発書は以下の著書となります。

俺ルール Amazon楽天ブックス
我、自閉症に生まれて Amazon楽天ブックス
自閉症だったわたしへ Amazon楽天ブックス
ずっと普通になりたかった Amazon楽天ブックス
アスペルガー的人生 Amazon楽天ブックス
私の障害、私の個性 Amazon楽天ブックス
アスペルガー当事者が語る特別支援教育 Amazon楽天ブックス
おっちょこちょいにつけるクスリ―ADHDなど発達障害のある子の本当の支援 Amazon楽天ブックス

列挙した上記書籍の中で一番レビュー数が多く評価も良かった本が「自閉症だったわたしへ」でした。
全部読んでみるのもいいし、順に読むのいいし、気になる本だけを読んでみるのもありです。
どれも古い本ばかりですが、こういった本は古い・新しいとかあまり関係ない(医学的な情報以外は)ので、出版日は気にしないで読んでみましょう。

 

5.「アスペルガーですが、 妻で母で社長です。」

アスペルガー症候群の本って男性のASDが多いと思うのですが、この本はアスペルガー症候群&ADD(現ADHD)の女性が書いたものです。

 

※こちらの本の読書感想・レビューは以下の記事に移行いたしました。
移行先:大人の女性向けアスペルガー症候群に関するおすすめ本
アスペルガーですが、 妻で母で社長です。

 

6.「アスペルガー症候群の「そうだったんだ!」がわかる本」

アスペルガー症候群の「そうだったんだ!」がわかる本

漫画主体ページからテキスト解説といった流れを繰り返し、絶妙な配分バランスで書かれている本。
さすが精神科医の先生です。ですが、この先生もアスペルガー症候群。
最初におすすめした本「アスペルガー症候群との上手なつきあい方入門」を書かれた西脇俊二先生(精神科医)の続編がこの書籍になります。

 

対人関係が苦手な人もいれば、あまり親しくないのに馴れ馴れしい態度をとったり、距離感が近かったりして嫌われてしまうアスペルガー症候群の方もいます。
そんな様々なアスペルガーの特徴を分かりやすく解説してくれています。

 

問題やトラブルがあった時に役立つケースバイケースの対処法が書かれてますが、パートナーが困った時、本書で書かれているような言葉がけや対応をしてあげればいいのだと勉強になりました。

 

7.「ササッとわかる「大人のアスペルガー症候群」との接し方」

ササッとわかる「大人のアスペルガー症候群」との接し方

アスペルガー症候群などの成人向け発達障害専門のお医者さん(加藤進昌先生)が書く本なだけあって、医学的な情報や見解などが満載です。
医学的と言うと、何となく難しくて分かりづらなやつだと思われますが、かなり一般向けに分かりやすい言葉を選んで書いてくれています。例え話を用いていたり、むしろ読みやすいです。

 

診断のこと、誤診のこと、二次障害のことなど興味深い内容ばかり。
その中でもアスペルガー症候群治療につながる有効な?体内物質(オキシトシン)の話など、初耳な情報が多くとても引き込まれながら読み終えました。

 

著者である先生は発達障害に苦しむ大人のために医学的な研究に励む専門ドクターです。
「アスペルガー症候群で悩み苦しむ方々を脳科学で救ってほしい。」そんな希望とエールを送りたくなる本でした。

 

8.「家族のためのアスペルガー症候群とのつきあい方―知っていればお互いラクになる」

家族のためのアスペルガー症候群とのつきあい方―知っていればお互いラクになる

 

アスペルガー症候群の苦手なこと、こんな行動やパニックがみられるなど、よくあるケースごとにまとめられていて、こんな時はこういう状態なので、こうすると良いといった具体的な対応のアドバイスが書かれています。

 

アキラさんシリーズは一連の体験談を漫画にした本ですが、こちらはアスペルガーあるあるを事例ごと区切って書いてくれているので、広く浅くアスペルガー症候群について学べる本だと思います。狭くというのは、そのように至るまでの過程が端折って書かれているという意味です。

 

9.「大人の発達障害 アスペルガー症候群・ADHD シーン別解決ブック」

大人の発達障害 アスペルガー症候群・ADHD シーン別解決ブック

アスペルガー症候群・ADHD、この両方(発達障害)の傾向がある方や、どちらなのか分からないという方に特におすすめしたい本です。厚めの書籍だけあって情報量も多いため、コレ1冊読めば一通りそれぞれの特徴・特性を知ることができると思います。

 

本のタイトルでは解決という言葉が使われていますが、発達障害の特性上、改善はできても完全解決は難しいでしょう。
まずは問題となる行動や発言等を知り(気づき)、そのケースごとの対処法を学び実践してみることが大事だと思います。

 

たくさん良い本はありますが、その中でもこの本をまず最初におすすめしたいですね。

 

関連書籍のご紹介「アスペルガー症候群の息子とパニック障害の私と」

アスペルガー症候群の息子とパニック障害の私と

本書はアスペルガー症候群の当事者向けの本ではなく、その周りにいて苦労しながらも一生懸命に向き合っている人(保護者・夫婦・恋人等)におすすめの本です。

 

子供(息子)がアスペルガー症候群、母がパニック障害とうつ。そんな母(筆者:大花 美奈子)の子育て奮闘記と言うべき本です。

 

様々な困難があろうとも力強く生きようとする母、だけど母自身の病気のこともあり、気持ちと行動が追い付かない様子が痛いほど伝わってきました。
また、アスペルガー症候群の息子(ひろくん)の成長や葛藤もとても伝わってきて、本を読みながら涙が出てきそうになるほど。

 

私もアスペルガー症候群のパートナーのことで悩むことがいろいろとありますが、「悩み苦しみながらも力強く生きていきたい」、そう思えました。

 

アスペルガー症候群の解説書みたいな本はたくさんありますが、こういった体験談ももっと出版されるといいですね。
またいずれこの続編も読みたいと思える本でした。

 

「あなたは大丈夫?アスペルガー症候群のパートナーはカサンドラ症候群に注意」

アスペルガー症候群との関わり等によって引き起こされる二次障害のカサンドラ症候群というのをご存知でしょうか?
そんなカサンドラ症候群に関する書籍はこちらの記事「カサンドラ症候群に関する書籍のレビュー!全5冊以上からおすすめの本をご紹介」をご参考にください。

 

自分が壊れる前に、相手が壊れてしまう前にカサンドラ症候群について学び何らかの改善につながることを願います。

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