話を聞けない子はテレビのせい?テレビを常につけている家庭の子どもの特徴など


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話を聞けない子はテレビのせい?テレビを常につけている家庭の子どもの特徴など

私は12年間保育士として働いてきました。その経験をもとにお話します。

 

テレビ離れと言われる現代ですが、最近ではテレビをずっとつけている家庭もとても多くなりました。
特に誰かが画面をみているわけでもないのですが、なんとなく物さみしさを紛らわすためでしょうか?テレビをつけておけば子どもの相手をしなくていいからでしょうか?習慣としてとりあえずつけているのでしょうか?

 

このテレビを常につけっぱなしにしているという家ですが、子どもにとってはあまりいい影響があるとはいえません。
もちろん全くテレビをつけるな!と、いうわけではありませんが、本当に見るべきテレビを厳選してその時間になるとつけるといった習慣にしておいたほうがいいでしょう。

 

テレビの影響で話を聞けない子の事例

 

わたしの受け持つクラスで4月生まれの男の子がいました。彼は生まれとは正反対に一番話を聞けずにいて、絵本の読み聞かせをしていても常に自分のキーホルダーをいじっていたり、まわりにちょっかいを出したりといったふうでなかなか集中力がありませんでした。
家庭での様子を聞くといつもテレビをつけっぱなしにしているということで静かな空間で何かをするということがほとんどないという話でした。

 

それでは大変…と思い保護者にテレビをつける時間を決めるようにお願いしたところ時間はかかりましたが、少しづつ話を聞けるようになってきました。
テレビのように次々と画面が切り替わることに慣れている子どもは、絵本をゆっくり楽しむことが出来ずにすぐに次のページをめくろうとしてしまったり、先生の話・友達の話も最後まで聞けずに遮ってしまったりすることが多いです。

 

テレビを通じて私たちを楽しませてくれたり、必要な情報も伝えてくれるテレビですので、否定・批判はしません。むしろテレビのありがたみには感謝いたします。
ですが、何事にも度合いが大事です。適度にテレビ視聴をする分には悪影響ではないでしょう。

 

話を聞くことができなかったり、集中力のなさの原因が確実にテレビと断言することはできませんが、番組名は子どもにとってふさわしい内容か、テレビの視聴時間はどうか、もう一度見直してみてくださいね。

 

投稿日:2016年10月15日

投稿者:mamamiさん

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